前回の記事
会社が好きかどうかは大事な判断基準 (就活のアドバイス3) - 大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後
でも書きましたが、新卒ガチャ、これだけは極力避けなければなりません。
先日、ニュース記事を見たのですが、
新卒で入社して3年以内に転職した人の70%が、辞めたことに満足し、その内の50%が配属に不満があった。
らしいのです。
日本企業の配属の仕方が、本人の希望とかけ離れているのが分かりますね。
1. なぜ企業はこんな事をするのか
私なりにこの問題を考えているのですが、1つは我々1個人が歯車に過ぎない、という事があります。
大企業になると何千人もの新入社員が入ってくる訳で、1人1人の希望なんて聞いてられないのでしょう。
不満な配属をして、例えその人のパフォーマンスが落ちたとしても、全体として黒字のパフォーマンスが得られたらそれでいいんです。
人の人権を無視って感じですね。
もう1つの理由は、時代が違うって事でしょうかね。
今の大企業で会社の仕組みを作っている人達は、まだ年功序列が当たり前の時代、会社に一生身を捧げる時代の人達なのです。
なので、
「なんで大企業に入れたのに辞めていくんだい?」
「一生食べていけるのに何が不満なんだい?」
と問題すら分かってない可能性が高いです。
2. どうやって新卒ガチャを避ける?
では、どうやって新卒ガチャを避ければいいのでしょうか。
1つは部署確定、配属確定等の制度がある会社を選ぶ事でしょう。
大企業の中でも入社した後の配属を確約した上で内定を出すところがあります。
大企業の場合、その下に課がある可能性が高いのですが、ある程度は自分のやりたい事に近づけます。
2つ目は小さい企業を選ぶ勇気を持つこと、
です。
大企業が良い、名前が知られてる企業が良い。そつ思う気持ちも分かりますが、世の中には小さくても隠れ優良企業と呼ばれる会社が多いのです。
会社が小さければ、個人個人のパフォーマンスが大事になってくるので、配属を慎重にしてもらえる可能性が高いです。また、物理的に配属される部署が少ないので、訳のわからない部署に飛ばされる可能性は低くなります。
3つ目はコネを作っておくこと、です。
一番難しくて、ハードルも高いのですが、就活の段階で人事と親しくなっているとか、既にいきたい部署に先輩が居る、とかですね。
人事に裏から手を回してもらい、新卒ガチャを避けて内定を得る事も可能だと思います。(会社に寄る)
先輩がいれば、入社してから配属面接までに対策を練ることができます。
前の記事で書いてますが、私は配属面接の説明を誰からも聞けなかったので失敗しました。(人事すら配属面接の説明をちゃんとしてくれなかった)
あとはインターンですね。インターンで既に社内との繋がりがあると、配属の失敗が少ないと思います。
3. それでもガチャを避けられない時は?
以上が、対策になります。こんな記事を書いていてなんですが、新卒ガチャを避けるのはかなり厳しいと思います。
就活をやっていて、やはり新卒ガチャを引く事になりそう…
となったら、とにかく「レベルが高い会社」を選ぶ事をお勧めします。
何故かと言えば、転職の時に前職のレベルは、学歴くらいステータスになり得るからです。
同じレベルの人間から応募してきたら、人事だって、訳のわからない会社出身より、有名な会社出身の人間を選びます。
ベンチャーなどに転職したら、前職のステータスを利用して仕事をする事もできます。
(有名なベンチャーの役員の経歴をみてみてください。)
大企業の人事がもっと頭良ければこんな事を考えずに済むんでしょうけどね。
話を聞いてると、私の前職に限らず、どこの企業もこんなもんみたいです。
前回の就活のアドバイス↓
会社が好きかどうかは大事な判断基準 (就活のアドバイス3) - 大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後
前回の記事↓
社内喧嘩の毎日、これが大企業の実態(前職の不満点23) - 大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後