大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後

新卒で入った大手メーカーを2年で辞めました。周りの意見に負け、好きでもない大手企業に就職した末路と、無事に自分の好きな企業に転職した現在を赤裸々につづっていきます。これから就職する人、転職をする人の参考になれば幸いです。

日本メーカーの製品がダメな理由、このままだと潰れる(前職の不満点25)

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このままだと潰れるイメージ

 

みなさんスマホといえば、どこの会社を思い浮かべますか?

 

AppleのiPhone, GoogleのPixel

 

Huaweii, SONY, とかですかね。

 

さて、15年くらい前の今日、携帯といえば日本製が当たり前でした。

 

NEC, FUJITSU, CASIO, SONY, SHARP

なんか携帯を持っている人が多かった印象です。

 

これらのメーカーはご存知の通り、一部を覗いて、スマホの開発競争に負けました。

 

負けた理由は色々あると思うのですが、今日は私が実際に日本の大手メーカーで、見聞きした実体験を元に原因を考察したいと思います。

 

 

1. 昔はよかった

 

職場に居て、よく年配の方々の口から耳にしたのは、

 

「昔は良かった」

「昔はもっとみんなが活き活きしてた」

 

という言葉でした。

何故そうなのかと聞いたことがあります。

すると一言だけ聞くことができました。

 

「昔はこんな煩雑な作業をやらなくて良かった。秋葉原に行ってパーツを買ってきて、そのまま機器に取り付けるなんて事がよくあった」

 

どういう事かというと、私が居た会社ではパーツは信頼できる会社から買わないと行けない上に、買うのも部長や役員の印鑑が必要で、買う時は証明書類を準備して、専門の部署に届けないといけないんです。

 

つまりパーツ1つ買うのに、物凄い時間がかかる

下手すれば1ヶ月かかる事もある

 

それが昔は2-3時間で買えていた様なのです。

 

私はなぜルールがこんな事になっているのか考えました。すると、過去の企業の不祥事が関わっている事がだんだんと見えてきました。

 

 

2. 政府関係の規制

 

90年代のバブルが弾けた頃から、メーカーの雲行きが怪しくなってきました。

 

それは政府とメーカーとの間で、談合、水増し請求といった不祥事が行われていることが、次々と発覚したからです。

 

どういう事かと言うと、例えば道路の信号機を政府が作る時、どこかに発注しますよね。

発注先が国内のメーカーだとしたら、そのメーカーが仕事を担って信号機を作る訳です。

 

その際、メーカーは〇〇円です。と請求をする訳ですが、それを過大請求していたと言うわけです。

 

我々の血税なので、許せない行為ですね。

 

そこで、政府はメーカーがしっかり税金を正当な事に使っているか、確認するために規制やルールを課したわけです。

 

それが、先程冒頭で話した、物を買うのに異常に時間がかかる原因の1つだと考えます。

 

そして、どこかの企業が不祥事を起こすたびに、そのルールが追加されていって、「ルール地獄」となってしまったわけですね。

 

不祥事を起こしたから、ペナルティは当然だと思いますが、これによって「なんの罪も無い若手が被害を被っている」

 

という事実が、日本メーカーにはありました。

 

 

3. 労働関係の規制

 

ルールが大量に追加された事で、予算を使い辛くなったのは勿論ですが、社員が働き辛くなってしまったのも、日本メーカーを敗北に追いやった原因と私は考えています。

 

何円の物を買ったか?というのも証拠として提示する必要が出てきましたが、同時に何人の社員が何円分働いたのか?という

 

人件費の証拠も提出しなければならない

 

という状況が生まれました。

 

これは一見、労働時間の透明性が増して、サービス残業とかがなくなったのでは?

 

とポジティブに捉えることもできます。

 

しかし日本の技術力にとっては痛手だったと思います。

 

私が前職に在席していた感じからして、日本メーカーの全盛期を支えたエンジニアの方々は、

 

朝から深夜まで仕事をする仕事人間(職人)

 

の方々でした。

 

なので納得するまで帰らない、とか、

品質が良くならないと家に帰らない、とか、

 

仕事にこだわりを持っていた

 

のです。

 

それが、労働時間を管理する様になったために、

 

・22時には職場を絶対に離れてください。

・月に残業は20Hまで。

 

とか、働くことに規制をかけられるようになってしまった。

 

こうなることで、日本製の電子機器は「こだわりの抜けた何でもない商品」

 

になっていったのです。

 

現にiPhoneと当初の日本製Androidを比べてみれば、「製造者のこだわり」に違いが歴然とある事が分かりますね。

 

最近の日本メーカーの出す商品も、どこか新しくない物、ばかりです。(私は何様だって事は自覚して書いてますので許して下さい)

 

私個人として日本という国が好きなので、この辺を改善して、是非頑張ってもらいたいところです。

 

 

4. 仕事をしたい人には仕事をさせる事

 

私が考えたって仕方ないのですが、上記を解決するために日本メーカーがやらなくてはならない事は、「革新的な働き方改革」です。

 

残業時間を減らす、という稚拙な改革ではありません。

 

これは私、一個人の考えで、正解ではないと思いますが、

 

働きたい人は働く。働きたくない人は働かない。

働き過ぎた人は高給だけど、倒れても自己責任。働きたくない人は薄給だけど、倒れる心配はない。

という完全成果制をとる

 

事が解決方法の1つだと思います。

 

まぁ、これを人事かどっかに提案したところで、

 

労基が〜

労働組合が〜

社長が〜

 

と、言い訳をブー垂れるだけだと思いますけどね。

 

ものづくりをしたい方、こだわりのある物を作りたい方、魂の籠もった製品を作りたい方は、これらの裏話も参考にされるといいと思います。

 

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