大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後

新卒で入った大手メーカーを2年で辞めました。周りの意見に負け、好きでもない大手企業に就職した末路と、無事に自分の好きな企業に転職した現在を赤裸々につづっていきます。これから就職する人、転職をする人の参考になれば幸いです。

就活生に注意してもらいたい大手メーカーの実態(就活のアドバイス5)

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新卒2年で大手メーカーを辞めた身として、就活生に注意してほしい事を書いておきます。

メーカーに入るな!というネガティブキャンペーンをする気はありませんので。

実態をありのままに書いておきたいと思います。

 

また心構えや、自己分析がしっかりできれば、大手メーカーでの仕事が天職になる可能性もあります。

 

大手メーカーへの就職を少しでも考えている方の参考になれば。

 

大手メーカーの実態イメージ

 

 

1. 研究は研究所の役割(就活PVに騙されるな)

大手メーカーとなると、研究所を持っているメーカーが多いと思います。

 

研究所は名前の通り「最先端の新しい技術を研究する場所」です。

 

ここで注意してほしいのは、就活の企業PVなんかで、

 

「こんなテクノロジーをやっています」

「こんな新しい事をやっています」

 

と新技術を紹介する企業があることです。

 

 

理系の人間であれば、新技術開発をしたい人間が多いでしょう。

「空飛ぶ車を作りたい」とか、「人間のようなロボット作りたい」とか。

 

でもこれらの夢のある技術を「研究所」以外でやるのは無理です。

 

なぜならば、研究所以外は「利益」を優先しないといけないからです。

 

 

例外は「先行技術開発部・イノベーション開発室」のような名前の付く部署ですが、こういった部署は

 

「ビジネスを考える」事に軸を置いている事が多いので、文系社員が多い

 

です。

 

更に、そういった部署に配属されるためには、新入社員の配属面接で、当たりを引き当てないといけません。

 

研究所の入社窓口は通常の総合職とは異なる事がありますので。

理系の就活生はどちらに入りたいか、よく自分の心に聞くことです。

 

(私の話)

私は研究と開発の間のような仕事がしたくて、研究寄りの開発部署に入社しましたが、新しい事を考える雰囲気は、職場にありませんでした。研究所に入社した同期が羨ましかったです。

 

 

2. 開発部署では書類作業しか出来ないことを覚悟して

大手メーカーでは、実質の作業を全て外注させてしまいます。

以下の記事でも書きましたが↓

www.maker-quit.biz

 

 

大手メーカーでは技術職が技術職ではありません!

 

なぜならば技術職が技術の仕事をしてしまうと、時間がかかってしまい、その分お金がかかるからです。

 

大手メーカーでは1人あたりの時間単価が決まっていて、新卒で大体1万円/時です。(給料ではありませんよ)

 

新卒が20時間働くと、20万円の費用が会社としてはかかる訳です。高いですよね。

 

ですので、技術は「外注」もしくは「派遣」にやらせる事になります。彼らの単価は会社の総合職より安いですから(給料は変わらない)

 

つまり、

大手メーカーの技術職単価 = 間接費用(大) + 給料(同)

外注・派遣社員の単価 = 間接費用(少) + 給料(同)

 

という感じで、給料以外に「なぜか生じているお金」というのが高いんですね。

 

では大手メーカーの技術職は何をするのか?

 

外注・派遣社員に頼み込む仕事をします(笑)

 

頼み方はいろいろです。

細かい事は、口で言ってやってもらう方法もありますが、そこは企業ですからね。

「契約書」「仕様書」「設計書」「納品書」

と言った書類で頼むんですよ。

 

これらの書類をつくるのが、大手メーカー技術職の仕事になります。

 

「なんだ、技術が分かってないと作れない物だから、やりがいありそうじゃん」

 

と思う方もいると思いますが、これらの作業は想像を超えます。

 

詳しくは以下の不満点シリーズで書いているのでそちらを参考にして頂きたいのですが、

前職の不満点 - 大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後

 

これらの書類は

 

まともに勉強して作成出来るものではありません。

 

そして、

 

まともに作っても上手くいきません。

 

詳しくは割愛しますが、言いたい事、伝わりますかね?

 

「ものづくりが好きだ」とか、「電子工作が好き」「プログラミングが好き」という人は、現代の大手メーカーには向いていません。

 

逆に、そういうのには疲れた。机上の空論でいいとか。

仕事は人にやらせる物。俺は高い山の上から見下ろす仕事をしたい。

 

という人達には合っているかもしれません。

 

 

3. 1位以外は悲惨

大手メーカーにはランキングがあります。

車メーカーであれば、

・トヨタ

・ホンダ

・日産

でしょうか?(詳しくないのでテキトーです)

 

勿論ランキングですので、上から会社の総売上が高いです。

 

まだ就活を始めたばかりの就活生には全ての企業が「大手企業」に見えるでしょう。

 

しかしながら、1位であるのと2位であるのでは大きな差があります。

 

まず2位、3位には余裕がありません。

 

3社の売上高を見ますと、

トヨタ 28兆4031億円

ホンダ 14兆6011億円

日産  12兆1895億円

(2016年3月期のデータ)

 

です。

 

ホンダとトヨタに2倍の差がありますね。

 

大体の市場は「1番になったものが勝つ」という構造になっています。

 

この差が何を意味するか?

 

・新しい事をするための投資額に差が出る

・社員の給料に差が出る

・社内の施設に差が出る

 

という事が生じます。

 

新規開発費が上がれば、それだけ新しく・面白い仕事をできる確率があがります。

そしてどんどん「テレビ・新聞」に新規技術の発表が出来ます。

 

こういったメディア露出を見ると社員の士気はあがりますよね?

 

しかも、会社の成績が良ければ、「ボーナス」の額が上がります。

そうすると、おのずと社員の心に余裕が生まれます。

 

また、社内の施設への投資もすることが出来ます。キレイな新しいオフィスができたり、休憩スペースが増えたり、社員食堂の質が上がったりですね。

 

私がお勧めしたいのは、どんな業界を受けようと、

 

「1位になっている企業を選ぶ」ということです。

 

業界2位の本社よりも、業界1位の子会社の方が給料が高かったりするケースもあるみたいです。

 

私の前職は業界1位ではありませんでした。

 

そういった会社はどこか余裕がなく、目先の利益に追われています。

 

会社が赤字になりそうになると、すぐにコストカットを始めます。(人件費、時には文房具)

 

 

業界1位の余裕のある会社を就職先には選びたいですね。

 

 

前の就活のアドバイス記事↓

www.maker-quit.biz