大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後

新卒で入った大手メーカーを2年で辞めました。周りの意見に負け、好きでもない大手企業に就職した末路と、無事に自分の好きな企業に転職した現在を赤裸々につづっていきます。これから就職する人、転職をする人の参考になれば幸いです。

大手メーカー(大企業)で教わった大切な事 (前職の良い点7)

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私は大手メーカーを2年で辞めてベンチャーへ転職しましたが、

 

前職で教わった事も多々ありました。

 

そういった自分の成長よりも、会社の駄目さを感じてしまった事が、

会社を飛び出した原因でしたが、

 

2年間で上司が教えてくれた事は、今でも宝物です。

 

これから書くことが、まだ身についていない方は、大手メーカーに就職 or 引き続き滞在するのはありかもしれません。

 


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1. 全て分かるまで勉強をする、理解する

 

私の上司は、私が報告書類や提案書類をつくると、隅々まで質問をしてきました。

 

恐らく分かっていても質問している面があったとは思うのですが、これが私の成長になりました。

 

例えば、皆さんはコーヒーメーカーをご存知ですよね。

 

ではコーヒーメーカーをお客さんにプレゼンするとしましょう。

 

〇〇のボタンを押すとコーヒーが出てきます。ここに豆を入れると、コーヒーが出ます。

 

それくらいは当たり前ですが、説明書類に書きますよね。

 

私も、そういった書類を作っていました。

 

問題はここから先。

 

私の上司はどう質問してくるかと言うと、

 

「どういう仕組で豆が削られるの?」

 

「ボタンを押すと、どういったフローで処理がなされてコーヒーができるの?」

 

「お湯と豆がどういう風に混ざるの?」

 

と聞いてきます。

 

そして、

 

「機械の中で、お湯と豆が混ざって・・・・」

 

という曖昧な答えをすると、まだまだだなという顔をして、私に気が付かせてくれます。

 

「あ、自分の理解って足りてない」

 

と。

 

「豆がブレードによって削られて、その回転数が100回/秒で。削られた豆は一度、ネットに貯められて、そこにお湯が注がれて。少しづつ、直径5mmくらいの隙間からドリップすることで、コーヒーが注がれます。」

 

くらい説明できないといけないということです。(上の例はテキトーですが)

 

これはお客さんに質問された時に答えるための訓練でした。どんな質問にもしっかりと答えられる技術者をお客さんは信用しますよね。

 

そういった自分の理解の甘さを、自然と教えて貰えました。

 

今でもこのクセが抜けていないので、自分が何か商品を扱うときは、自然と100%理解しようと努力してしまいます。

 

まぁ、こんな事やってるから日本企業はものづくりが遅いんだ、なんて意見もありますけどね。

 

こういった精神が日本の技術者の「精密さ・丁寧さ」なんだなとも思いました。

 

 

 

2. ヒューマンエラーの防止

 

機械に代わられると言っても、機械を操作するのはまだまだ人間です。

 

人間が操作する以上、ヒューマンエラーは避けられません。

 

例えば、またまたコーヒーの例を出すと。

 

コーヒーをバリスタマシンで入れるには、

 

1. 豆をセットする

2. コップを置く

3. ボタンを押す

4. 出来上がり

 

となるわけですが、これをなんとなくやっていると、時たまに、

 

1. 豆をセットする

2. ボタンを押す

3. コップが間に合わずにコーヒー出てきちゃう

4. コーヒー一杯分無駄になる

 

なんてことが起こり得る訳です。

 

これがヒューマンエラーです。

 

 

日本のメーカーで何か物を作る時には、このヒューマンエラーの防止策が凄く徹底していました。

 

例えば、上記の例であれば、それをチェックシートにするんです。

 

□ 豆をセットする

□ コップを置く

□ ボタンを押す

□ 出来上がり

 

こんな感じですね。

 

そうすれば、「コップを置く」にチェックが入っていないと、ボタンを押してはいけない、とパッと分かるのです。

 

 

チェックシートがある場合とない場合の最大の違いは

 

「操作者が頭を使わないで済む」

 

という点です。

 

頭で考える事が少しでもあると、頭が回ってない時にエラーを起こしてしまうんですよね。

 

なので頭が考えなくてもいいようにしておく。

 

そういう事をいろいろと積み重ねる事で、ヒューマンエラーを防止していました。

 

 

 

3. こういった精神にはデメリットも

 

ここまで、私が大手メーカーにいて習った事を書いてきました。

 

こういう風に学んだ事は、私の宝物です。

 

しかしながら、先程も書いたように、これらの事はデメリットも多いです。

 

今の時代、安かろう悪かろうが許される時代になってきました。

 

中国製のスマートフォンが、日本で売れるのがその代表だと思います。

 

もちろん中国製の品質が上がってきているという事もあると思いますが、日本程、隅々まで丁寧に作業している訳ではないと思います。

 

 

また、100%理解するまでとか、ヒューマンエラー0%なんて言うことを目指しても、そうならないのがものづくりです。

 

1%を90%にするのよりも、90%を100%にすることのほうが難しいのです。

 

90%を100%にするのが職人魂なのですが、それを間違った方向に使ってしまっているのが、現在の日本メーカーかな、なんて思います。

 

 

こういった日本の職人魂、技術者魂を学べたことは良かったと思います。

 

そしてこれを使って、私は将来、日本のメーカーとは別の視点で、これらのノウハウを使っていきたいな、なんて考えています。

 

日本のメーカーさん、技術者の使う方向、間違えていませんか?

 

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前の前職の良い点記事↓

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