大手メーカーを新卒2年で辞めた前と後

新卒で入った大手メーカーを2年で辞めました。周りの意見に負け、好きでもない大手企業に就職した末路と、無事に自分の好きな企業に転職した現在を赤裸々につづっていきます。これから就職する人、転職をする人の参考になれば幸いです。

ピエール瀧逮捕に重ねる大手メーカーの今(前職の不満点27)

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どうもpxenoです。

 

有名なピエール瀧さんの逮捕で世間が湧いていましたね。

 

最初に断りを入れておきますが、麻薬、ドラッグは絶対ダメです。

 

今回の記事は、これらを肯定するつもりは全くありません。

 

が、説明しやすいので取り上げます。

 

少し前ですが、元東京都知事で国際政治学者の舛添氏のツイートが炎上していました。

 

以下、ニュース記事より。

 

舛添氏は「大炎上。ボロくそ叩かれている」と苦笑いを浮かべると「何でも自粛はおかしい。私の偏見だが、品行方正ではない方が芸人としては芸の肥やしになると昔から言われている。マージナルマンではないが、普通の人じゃないから芸術家含めてクリエイティブなことができる。全部を道徳や宗教で支配したら(文化は)育たない

 

 

麻薬・ドラッグは絶対ダメ!ですが、私はこの意見に日本のメーカーの現状を顧みました。

 

今日はそんな話です。

 


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1. 品行方正が全てなのか?

 

品行方正、「心や行いが正しく立派なさま」という言葉ですね。

  

正しい行いは必要ですし、悪い事はしてはいけないと、私も含め誰もが知っています。

 

しかしながら、私は、

 

品行方正を求める事で、今の日本は自分で自分の首を締めている

 

ようにしか思えないんです。

 

大手メーカーでも、品行方正が求められ続けていました。

 

 

極端な話に例えて話しますと、

 

ある日、会社で使っていたボールペンのインクがなくなったとしますね。

 

なくなったボールペンは会社の備品だったので、備品部門に補充をお願いします。 

 

私「ボールペンが切れてしまったので、補充をお願いできますか?」

備品係「今からですと、発注工程の関係で5日くらいはかかりますね。」 

 

まじか。

 

私「自腹で買ったボールペンを使ってはだめですか?」

備品係「コンプライアンス的に大丈夫かどうか確認しないとなんとも言えませんね」 

 

私「どのくらいかかりますかそれ?」

備品係「今までに前例がないので、1ヶ月…

 

私「・・・」

 

みたいなやり取りが行われる訳です。この話はフィクションですが、同じ様な会話は平然と大手メーカーで行われていました。

 

こんな状況で品行方正な行いをするとなると、どうなるか。

 

  • ボールペンの代わりにパソコンで文字を打つ
  • 他人のボールペンをわざわざ借りて書く
  • 下請け企業からボールペンを別ルートで仕入れる

 

というように、

 

変な回り道をしないといけない訳です。

 

 

ここで自腹でボールペンを買ってきて、使ってしまうのはどうか?

 

それは、きっと品行方正ではないですし、コンプライアンス的にはNGなんでしょう。

 

そうしたことで会社が潰れてしまったり、赤字になってしまうのが今の日本社会だと私は思っています。

 

小難しいですが、私が言いたいことはこういう事です。

 

 

備品部門の返答を追っていきましょう。

 

まずボールペンを買うのに5日かかる、と。

 

こんな事あり得ないと思うかもしれませんが、大きい企業はそんな事が平然と起きます。

 

ボールペンを会社で買ったという証拠を残さないといけないからですね。

 

いろんな人の印鑑をもらって承認手続きを経るので、こんな事になります。

 

 

次に、「コンプライアンス的に大丈夫かどうか確認しないとなんとも言えませんね」

 

という返答。

 

まず、そもそも部門がその答えを持っていない事が非常に多いのです。

 

だから確認します、となって時間がかかる。

 

良い言い方をすれば慎重、悪い言い方をいえば責任逃れですね。

 

また次の「今までに前例がないので、1ヶ月…」

と言うのも、良く聞く言葉です。前例がないので。という言葉。

 

大きい企業になると、リスクを取ったことで、それが仇となって数億円飛ぶなんて事もあり得ます。

 

なので前例の無いことには慎重になってしまいます。

 

 

しかし、そんな事をしていて、日本企業は世界市場から取り残されないのでしょうか?

 

品行方正に仕事をするには、上記した例の様に、仕事のスピードや、仕事のクオリティを犠牲にしないといけないんです。

 

本当に品行方正が全てでしょうか?

 

 

 

2. ズルはしても良い時があると思う

 

こんなタイトルの事を書くと、有名なブロガーさんなら大炎上になるんでしょう。

 

そんな部分も今の日本社会だと思います。

 

読売新聞でこんな記事が出ていました。

 


校長、夏休みは「出勤簿に押印し休暇を」と指示


 「発表によると、校長は昨年7月、「夏休み中は出勤簿に押印して休暇を取ってよい」と教職員に指示し、教職員17人の休暇計57日が出勤扱いになっていた。校長は教職員が普段、交通安全の見回りや朝練習などで時間外勤務したことの代替措置として指示したという。これに伴う賃金は発生していない。」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190329-OYT1T50119/ 

 

 

校長が教員に「出勤」扱いで休暇を取らせていたと言うことですね。

 

みなさんはどう思いましたか?

 

公務員なのに、税金の無駄遣いをしやがって!

 

ズル休みじゃないか!

 

なんて思う方もいるでしょう。

 

一方、私はどう思ったか。

 

私は、「この校長は品行方正ではないけど、学校の先生の事を考えていた良い校長だったんだろうな」

 

と思いました。

 

記事のこの部分ですね、

「校長は教職員が普段、交通安全の見回りや朝練習などで時間外勤務したことの代替措置として指示」

 

学校の先生ってボランティアみたいな仕事を沢山しているんですよ、

 

部活の顧問なんてアルバイトよりも低い手当しかでない。そもそも手当自体もないかもしれません。

 

それを考えて、こういった指示をしていたんだと思います。

 

今回の記事のテーマに合わせるなら、この校長の行いは「品行方正」ではありませんね。

 

ですので、この校長は減給処分になっています。

 

しかし、それでいいんでしょうか?

 

この校長の指示によって、先生の負担が少なくなり、結果として学校の雰囲気が良かったかもしれません。

 

先生の授業のパフォーマンスも上がっていたかもしれません。

 

そもそもの問題は

 

「交通安全の見回りや朝練習などで時間外勤務」

 

という点にあるのに、

 

「教職員17人の休暇計57日が出勤扱いになっていた」

 

というところに焦点が当てられて処分されてしまう。

 

これが本当に正しい処分でしょうか? これを正しいと言われる方は、自分が学校の先生の立場だったらどうしたでしょうか?

 

 

3. グレーを認める大切さ

 

世の中には白黒はっきりさせたい方がいる一方で、グレーな行いをする方がいます。

 

「グレーゾーン」

 

「その行いはグレーだからセーフ」

 

と言いますね。

 

悪い行いかもしれないけど、法律には触れていないからOKって感じです。

 

もちろん、法律では白黒はっきりさせておかないと、犯罪っていうのもはなくなりませんので、それは大事です。

 

しかし、なんでもかんでも「黒!」と言ってしまうのは、自由な考え、発想力、柔軟な思考、効率性を削り取ってしまうと思うんです。

 

冒頭説明したメーカーの状況は、「白」と分からないと身動きが出来ない状況でした。

 

つまり、「自腹でボールペンを買う」という事が「白」と分からない、と。

 

こんな事をやっていたら、あっという間に世界に市場を持っていかれてしまいます。

 

現に中国なんて真っ黒な事を沢山やっていますが、そのお陰でHuaweiiとかの中国メーカーが世界市場をとっていたり、AIの能力がアメリカと競う位成長していたりします。

 

日本はそういう「グレー」な部分を排除する方向に走っていて、このままだと、どんどん日本企業は潰れてしまうと思います。

 

「あの企業はグレーな事をやっている!! これは黒だ!! 黒にしなければいけない!! 不正は許さない!!」

 

なんて世論が動いてしまったら、グレーなものはどんどん黒になります。

 

日本メーカー、日本の大企業の首を締めているのは、実は我々だと思う今日この頃です。

 

最初の舛添氏の話に戻りますが、

 

全部を道徳や宗教で支配したら(文化は)育たない

 

全部を黒だ!と言ってしまったら、何も残らない。

 

事を我々は知っておかなければならないと思います。

 

※最後にも断っておきますが、本記事は違法な行為を支持するものではありません。違法行為は絶対駄目!

 

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